全国道路構造物マップシリーズについて(概要、利用上の注意点)

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全国橋梁マップ 全国トンネルマップ 全国シェッドマップ 全国大型カルバートマップ 全国横断歩道橋マップ 全国門型標識等マップ

※地図ページ左上の「地図」>「全国Q地図」>「各種地理情報」>「道路構造物マップシリーズ」から、表示するレイヤーの変更が可能です。

全国の道路法上の道路にある6種類の構造物「橋梁」「トンネル」「シェッド」「大型カルバート」「横断歩道橋」「門型標識等」の名称、完成年度、延長などの各種情報が閲覧できる地図で、おそらく、日本で一番多くこれらの構造物が記載された地図です。

全国の道路管理者が整備したデータを独自に入手し、地図上にプロットしたものです。

この全国道路構造物マップシリーズは、地理院地図のソースコードを利用して個人が作成している「全国Q地図」のコンテンツとして2021年3月21日に公開を開始しました。

掲載されている道路構造物

道路構造物の種類

以下の6種類の道路構造物が掲載されています。

道路構造物の種類説明掲載数イメージ
橋梁いわゆる「橋」のこと。高架の道路を含む。
※長さ2.0m以上のものに限る。
約72万
トンネル古いものは隧道(ずいどう)と呼ばれている。約11,000
シェッド落石や雪崩から道路を守るために作られた、道路を覆うような構造物。洞門、覆道、覆工、シェルター、雪覆いなどとも呼ばれる。約3,500
大型カルバートカルバートととは、道路や水路などを通すため、盛土などの地中に埋設された、トンネルのような構造物。高速道路の盛土区間に多く見られる。
※「大型」とは、内空に2車線以上の道路を有する程度の規模を指す。
約8,700
横断歩道橋道路などを歩行者が横断するために作られた橋。約12,000
門型標識等門型(道路の両端に支柱があり、道路の上を横断して作られた)道路標識や道路情報提供装置(収集装置含む)約17,000
掲載されている構造物

対象となる道路

道路法第2条第1項に規定される道路、すなわち、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道の構造物が対象です。

したがって、林道、農道、私道などの道路に存在する道路構造物は掲載されていません。

また、道路の管理区域から除外された区間(廃道となった区間)の構造物も掲載されていません。

市町村道として認定されているモノレール、駅の自由通路などを除き、鉄道等の構造物も掲載されていません。

道路法(抜粋)
(用語の定義)
第2条
 この法律において「道路」とは、一般交通の用に供する道で次条各号に掲げるものをいい、トンネル、橋、渡船施設、道路用エレベーター等道路と一体となつてその効用を全うする施設又は工作物及び道路の附属物で当該道路に附属して設けられているものを含むものとする。
(略)
(道路の種類)
第三条 道路の種類は、左に掲げるものとする。
 高速自動車国道
 一般国道
 都道府県道
 市町村道

掲載項目

クリックしたときに吹き出しで表示される情報の説明です。

項目説明
タイトル道路構造物の名称。
よみふりがな。一部、拗音(ようおん)や促音が大きな文字で記載されている場合がある。
例:大肥川橋
  おおひがわきう→おおひがわき
また、地図上への表示は、錯綜を避けるため、一般名詞部分を一部省略している。
例:今宿高架橋
  いまじゅくこうかきょう→いまじゅく
構造物種別橋梁、トンネル、シェッド、大型カルバート、横断歩道橋、門型標識等の6分類。
路線名道路の名称。
完成年(度)基データでは年度となっているが、暦年記載となっている構造物もあると思われる。
延長構造物の長さ。
幅員構造物の幅。トンネルについては幅員のデータが整備されていない。
管理者名道路管理者名。
所在市区町村道路構造物がある都道府県、市区町村の名称。
点検実施年度現地で構造物の点検が行われた年度
※国土交通省が定める統一的な基準により、5年に1度、点検が行われることとなっている。
判定区分上記の点検に基づく、構造物の健全度の判定区分(下表)
備考原典資料に不備があり、位置の修正を行った場合などにその旨を記載(単に表示位置のみを測地系変換しているものを除く。)
リンクGoogleストリートビューとGoogleマップ(空中写真)へのリンク。
※経緯度情報から自動でリンクを生成しています。なお、東京都管理の橋梁など、測地系を変換して表示している構造物は、正しい位置に表示できません。

※上記の情報(備考、リンクを除く)は、原典資料の情報をそのまま掲載しており、原則、個別の修正は行っていません。

判定区分
区分区分状態

健全構造物の機能に支障が生じていない状態
予防保全段階構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態
早期措置段階構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態

緊急措置段階構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態

位置のズレについて

この地図には、原典資料に由来する、以下のようなズレがあります。一部、修正を行ったものもありますが、利用に当たっては十分御注意ください。

測地系のズレ

原典資料(特に橋梁)について、管理者によって、経緯度が日本測地系に基づくものとなっている場合がありましたので、気付いた範囲で変換を行って表示するようにしています。

※日本測地系→世界測地系への変換を行っている管理者
 東京都、島根県、岩手県、岡山県、福岡県篠栗町、東京都奥多摩町、静岡県下田市
 ほかにも変換が必要な管理者がありましたら、こちらからお知らせください。対応いたします。
 (ストリートビュー、グーグルマップのリンク先は変換前の場所のままなため、正しい位置に表示できません。御了承ください。)

※日本測地系とは、2002 年 3 月まで用いられていた測地系で、現在用いられている世界測地系と400m程度(地域による)のズレがあります。

ただし、原典資料において、同じ管理者でも世界測地系と日本測地系が混在している場合があるため、測地系のズレが残っているものがあります。このような場合は、「全ての構造物を日本測地系で表示」、「全ての構造物を世界測地系で表示」レイヤーを御利用ください。

※測地系変換は、以下のサイトを参考に簡易な計算式を用いて行っています。
 参考:徳島県立博物館のサイト

測地系変換により、正しい位置に表示される場合(東京都管理橋梁)
測地系変換の例(東京都管理橋梁)
測地系が混在しており、正しい位置に表示ができない場合(福島県管理橋梁)

経緯度のデータ変換誤りによるズレ

大分県管理トンネルについて、原典資料で経緯度の「度分秒」と「十進法度単位」の取り違えがありましたので、修正を行いました。
※大分県管理トンネルについては、このほかにも日本測地系と世界測地系の混在などがありましたので、個別に位置を確認の上、正しい位置に修正を行いました(結構手間がかかって大変でした)。

修正前(誤) 鶴御崎トンネル 32°33′18″ 131°34′30″
※度分秒表記を十進法度単位表記にすると、32.5550° 131.5750°

修正後(正) 鶴御崎トンネル 32°55′50″ 131°57′50″

※念のため、解説ですが、分と秒は60進法です。例えば、32°30′=32.5° です。

ほかの自治体でもこのような誤りがあるため、今後、可能な範囲で修正を行う予定です。

静岡県管理橋梁のズレ

原典資料において、静岡県の管理する橋梁で経緯度情報の取り違え(ある橋に別の橋の経緯度が付与されている)が多数見つかったため、現在、地図上への名称表示を取り止めております。クリックすれば橋梁の情報を閲覧できますが、利用に当たっては十分御注意ください。今後、正しいデータが入手できれば、修正を行う予定です。

その他のズレ

上記の他に、原典資料に由来する、単なる記録・入力ミスと思われるようなズレも多数ありますが、原則、修正を行っておりません。
(数が膨大なため、個別の修正は困難な状況です。)

今後の修正予定について

橋梁マップとトンネルマップについては、今後、簡易なエラーチェックを行い、位置のズレの修正を行う予定です。(トンネルについては、手作業も含め、修正を行う予定ですが、橋梁については、数が多く、自動で修正できる範囲で対応を行う予定です。)

現時点で、個別の構造物について誤りの御指摘をいただいても、すぐに対応できる状況にはございません。何卒御了承願います。

また、位置以外のデータ(名称、延長等)については、原則として修正は行わず、道路管理者が整備した原典資料のまま掲載することとしております。(特定の道路管理者が管理する道路構造物において、多数の誤りが見つかった場合などは、この限りではありません。)

楽しみ方

地図に名前が載っていなくても、現地に橋名板がなくても、橋の名前が分かる!

こんな小さな橋にも名前がある!(福岡県那珂川市 九ノ坪橋)

橋の名前から川や谷の名前が分かる!

国土地理院の地形図には谷の名前が書かれていないが、橋の名前から、谷の名前が分かる!(和歌山県森林基本図に記載されている谷の名前と一致している。)

古い橋が見つけられる!

承応2年(1653年)に建設され、今も現役の一の瀬橋(長崎市)

リンク:長崎県ホームページ 一の瀬橋

道路の建設年代が分かる!

国道3号(香椎バイパス)は今から52~53年前、高速道路(九州自動車道)は45~48年前に作られたことが分かる。

地形図にも載っていない、人しか渡れない橋が見つかる!

幅員0.8m、延長27.6mの坂本橋(奈良県十津川村道豆土地谷線)。ストリートビューで見ると、吊橋のよう。

技術的助言のお願い

この地図を更に良いものにするための御助言を是非お願いいたします。特に以下の問題に関する対応策がお分かりになる方がいらっしゃいましたら、是非御助言を賜りたく存じます。

・世界測地系への変換を行った構造物において、Googleストリートビューやマップへのリンクが変換前の経緯度に設定される問題の解決策。
 ※国土地理院のstyle-dot-js-specに則ったstyle定義ファイル(文字化けする場合は、ダウンロードして確認願います)で経緯度の変換やリンク先の設定を行っています。
 →御助言を賜り、解決策が分かりました。近日中に対応する予定です。(2021/03/25追記)

・画面上に表示するポイントが増加すると動作が遅くなってしまうため、動作を改善する方法。
 ※ベクトルタイルはgeojson形式で作成しており、例えば橋梁マップの場合、zoom level 14で作成しています。
  例 14/14546/6449のファイル https://mapdata.qchizu.xyz/vector/mlit_road2019/bridge/14/14546/6449.geojson
 →御助言を賜り、改善に向けて現在テスト中です。(2021/03/25追記)

※連絡先はこちら

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